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計測の正確性はjcss校正で戻す
物を測ることはあらゆる分野で必要であり、そこで使われる計測器も多数あります。
いろいろな数値を割り出すことが可能なわけですが、計測器にも寿命があり時間とともに劣化していきます。
劣化によって起こる最初の問題が、計測数値に狂いが生じることです。
その狂いは発生後すぐに直さなければ、仕事などに支障をきたすこともあります。
計測器の校正はjcssの基準に基づいて行われ、校正に用いる環境や条件も指定されています。
jcss校正では、特定の条件で測定器を使用した時に示される数値を確認します。
数値が違っている場合、標準値になるように調整を加え、正しく表示されるように戻します。
この校正はどんな計測器にもできるわけではなく、例えば使用期間が長いなどで正確性の維持が難しい場合、廃棄や買い替えしか手がないことがあります。
必要なものが揃っていれば、自分でもjcss校正は行えます。
そのためには、同じ計測器をもう一つ用意しましょう。
計測数値が正確なことが必須条件のため、できれば未使用の物が好ましいです。
まず、計測器を使用に適した場所に設置します。
その後、同じ条件で計測器を使用します。
重量計なら同じ重さの重りを乗せるといった具合です。
その数値を基準になる方と比べ、ずれている分を戻します。
戻し終わったらもう一度計測器を使い、狂いがなければ校正は終了です。
同じ計測器がない場合は、トレーサビリティのホームページを参考にしても校正が可能です。
そこに基準が載っています。
ただし、あらかじめ測量に用いる材料がどの数値になるかを知っておく必要があります。
どうしても校正が必要なのに自分ではできないという場合は、専門業者を頼るのも手です。
もし、計測器の校正が必要になったら、自己解決できる場合も含め最初にメーカーに連絡してみましょう。
校正サービスを扱っていることがあり、可能なら代行してくれます。
業者がする校正もjcssの基準に従ったものです。
サービスを受けられるかは、保障期間に間に合うかによります。
購入時の明細書があれば、それを確認しましょう。
もし期間外でも、校正専門の業者であれば相談に乗ってくれることがあります。
サービス外になった計測器も校正してくれるのは魅力ですが、メーカーによってはそもそも取り扱っていないこともあるため、計測器が取り扱い対象かはしっかり確認しましょう。
業者側から現地まで来てくれるなど、独自のサービスも多くあります。
費用が必要かの違いもあるので、メーカーサービスか専門業者かはよく考えましょう。